NFTと音楽シーンの最新事情2022年4月版

2022.04.05

NFT

2021年代から2022年の今年に入りよく耳にすることが増えたNFT。

NFTとはNon-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、「偽造ができない鑑定書・所有証明書つきのデジタルデータ」のことです。

2021年3月に、海外のオークションサイトで1つのデジタルアートが「約75億円」で落札され話題となりました。

このNFTは、絵や音楽、トレーディングカードなどデジタルデータと仮想通貨のブロックチェーン技術を組み合わせ、唯一性を証明することで、デジタルデータそのものに価値を持たせることができます。

今回は、「NFT×音楽」での事例について紹介します。

Eminem – NFT

引用:https://www.eminem.com/news/shadycon-x-nifty-gateway

それまで黒人が優位とされてきたヒップホップ界に革命的な衝撃を与え、全世界で2億2000万以上のアルバム&シングルをセールスした、史上最も売れたラッパーの一人「エミネム」。

そのエミネムが最初に手掛けたNFTのShady ConコレクションがNifty Gatewayで178万ドル(約2億円)もの値が付いたようです。

そのうちの一つ、Stans’ Revengeと呼ばれるビデオには、エミネム専用のCarhartt Air Jordanトレーナーとのコラボレーションが含まれており、10万ドル(1,100万円)という驚異的な価格で販売されました。

詳細については、「https://www.eminem.com/」で確認できます。

Kings of Leon – NFT

kings of leon
引用:https://yh.io/nft-collection/kings-of-leon-nft-yourself-collection/3

人気ロックバンドのキングス・オブ・レオンは、活動開始から約20年を経て、昨年4月にロックの殿堂入りを果たした。

キングス・オブ・レオンは、「NFT Yourself」という作品をNFTオークションに出品し、220万ドル(約2億4000万円)の売り上げを達成。このNFTには、レアアイテムを所持やメンバーが撮影した写真や限定のレコード、生涯ずっと彼らのライブを最前列で楽しめる「ゴールデンチケット」などの具体的な特典付きのため話題となりました。

キングス・オブ・レオンのNFTサイト「Kings of Leon – NFT Yourself Collection」で詳細を見ることができます。

Perfume – NFT

perfume
引用:https://youtu.be/EOgE0ENYBQU

Perfumeが初めて販売したNFTアート作品「Imaginary Museum “Time Warp”」が、約325万円にて落札。

パフォーマンスの振り付けの中から、3人の象徴的なポーズを3Dデータ化した作品です。

PerfumeのNFT作品Imaginary Museum “Time Warp”は、Rhizomatiks独自のNFTアートのマーケットプレイス「NFT Experiment」で2021年6月にオークション形式で販売を開始。

2021年8月には第二弾である新作7点を、コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用し環境負荷を小さくしたPolygon(ポリゴン)で、ライゾマティクス独自のNFTアートのマーケットプレイス「NFT Experiment」でリリースしました。

詳細については「Perfume-web.jp」で確認できます。

MIYAVI – NFT

MIYAVI
引用:https://klktn.com/miyavi

世界的ギタリストのMIYAVIのNFTプロジェクトが、2021年9月に13thアルバム「Imaginary」発売に加えて開始されました。

マーケットプレイス「KLKTN」にて取引ができるMIYAVIの作品は、カン・ダニエルとのコラボレーション楽曲「Hush Hush(feat.Kang Daniel)」のミュージックビデオからインスパイアされた完全オリジナルの「スペシャルエディション」アイテムや、MIYAVIの活動の背景を収めた「Moments」アイテムがローンチ。

詳細については、「KLKTN-miyavi」で確認できます。

6ix9ine – NFT

6ixnine
世間を騒がせている人気ラッパー、テカシ・シックスナイン(Tekashi 6ix9ine)は、派手な髪型とフェイスタトゥーで知られるブルックリン出身の25歳です。

6ix9ine NFTプロジェクトは、参加した一部のファンから、コレクターへの約束を果たしていない「詐欺」の疑いがあると非難されているめずらしい事例なので紹介しておきます。

2021年10月、開始の数日前に6ix9ine自身がInstagramの投稿でTrollz NFTコレクションを宣伝したのですが、その後すぐに削除されました。このプロジェクトはすぐにその正当性を疑問視されたが、当時は総額10万ドルをさまざまな慈善団体に寄付する取り組みとして宣伝。一方、トークンの所有者はロイヤリティを受け取ることになりました。

以前このコレクションに疑問を呈したRolling Stoneが、この試みをめぐる最新の動向を詳細に報告するレポートを発表しました。その中で、あるファン(ジェイコブとしか呼ばれない26歳の暗号投資家)は、このプロジェクトが「巨大な詐欺であることが判明した」と述べています。

ジェイコブ氏は、推定4万ドルを費やし、最終的に82NFTを鋳造したと言われており、Trollz主催者に対する彼の批判的な考えは、他のTrollz Discordメンバー数人と共有されています。

今回の報告で語られているのは、ロイヤリティの未払い、ロイヤリティの所有者に資金の分配を決定する権限を与えるという約束が実現されていないこと、そして以前から予告されていた “ボクシングゲーム “が発表されなかったことです。さらに、ジェイコブ氏は、このプロジェクトの慈善事業が当初言われていたように実施されたという証拠もないと主張しています。

現在開催中の6ix9ine NFTプロジェクトは「OpenSea」で確認できます。

NFT×音楽 まとめ

新たな音楽ビジネスの形としてだけではなく、アーティストの表現活動の一部やファンとの永続的な繋がりを可能とするNFT×音楽は、今後益々参加するアーティストが増えていくと予想できます。

現に、アメリカ合衆国のヒップホップMC兼俳優である2Pac(ツーパック)やアメリカ・ミズーリ州セントルイス出身の女性R&BアーティストSZA(シザ)などもNFTへの参加表明をしています。

今後目が離せない分野になること間違いなしと言えるでしょう。